HSP体験談
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【HSP(繊細な人)】人よりも敏感で、疲れやすいことが大きな悩みだった私が生きやすくなった経験談。

ayaka
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HSPという言葉をご存知ですか?

今でこそ徐々に浸透してきて、HSPに関する書籍も増えてきましたが、それでもまだ理解してくれる人、そもそも知っている人が少ないのが現状です。

HSPはHighly Sensitive Personの略で、
生まれつき刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを指します。

HSPと呼ばれる人がいると知った時、私はとっても安心しました。
なぜなら、10年近くの疑問が解消されたからです。
私が「生きづらさ」を感じていた原因の1つは、HSPだからだったようだと気づけたのです。

ここでは、HSPである私の体験談を書いていこうと思います。

それではどうぞ。

HSPって何?私の場合を簡単にまとめます。

HSP(Highly Sensitive Person)とは、アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念です。

HSPを詳しく知りたい方へ

HSPのすべて|特徴・診断・適職・敏感で生きづらい理由と対処法について

引用元:Take it easy for HSP

私が感じているHSPの特徴はこちら。

大きい物音、匂い、人の機嫌などに敏感に反応する

私は音がする世界はあまり好きではありません。人混み、テレビの音、怒鳴り声、突然鳴る物音が特に苦手です。

また、機嫌が悪い人や怒っている人のそばにいると、途端に身体が強張ります。
人を怒らせないように、機嫌を損ねないように、他人に気を遣うようになりました。

香水の匂いも苦手です。香水コーナーでいろんな匂いが充満している中で吐きそうになった経験があります。

疲れやすい

刺激に敏感であること、人に気を遣いやすいことが理由か、とても疲れやすいです。
周りの人と同じことをこなしているだけなのに、なぜか私だけ疲れていることが多くあります。

心の境界線が薄い

人の感情をとてももらいやすく、自分も同調してしまうことが多くあります。
「他人の感情が身体の中に雪崩れ込んでくる」という感覚です。

先ほども書きましたが、他人を怒らせたくない、機嫌を損ねたくないばかりに、他人に気を遣い、自分の気持ちを押し殺してきました。

小説やドラマに共感しすぎて、数日引きずる

私は読書やドラマ鑑賞をほとんどしません。
理由は「本やドラマの世界観にのめりこみ過ぎて、数日実生活に影響が出るから」です。
衣食住すらも忘れてしまうほどの廃人になります。
感情が揺れる作品ほど、私には刺激が強いようです。

ちなみにスポーツ観戦も苦手です。ドキドキ、ハラハラするのはとっても疲れます。

カフェインがダメ

昔からコーヒーや紅茶を飲むと、吐き気や動悸、不安感を感じることが多かったのです。
(コーヒーはアレルギーありっぽいので、それ以外にも理由はありますね)
接待とかでコーヒーや紅茶が出されてしまうと、困ってしまいます。

HSPとわかる前の私の葛藤「どうして人より疲れやすいの?」「どうして怒鳴り声でパニックになるの?」

私が悩み始めたのは小学生の頃から。
担任の先生がクラスメイトを怒っている時に大泣きしてしまったことがきっかけでした。

怒っているのは私に対してではなく、他の子に対してでしたが、私は「まるで自分が責められている感覚」「怒りに押し潰されている感覚」があり、パニックになってしまったのです。

もちろん担任の先生はびっくりしていました。
だって、怒られている本人はケロッとしているのに、なぜか部外者の私が泣いていたのですから。

私自身が怒られているわけではないと頭ではわかっていたのですが、恐怖のあまり、全く涙が止まらず苦しかったことを覚えています。
後から「何でお前が泣いてるんだ」「悪いのは別の人なのに」と色々言われました。

更に、年齢が上がっていくにつれて、別の悩みが出てきました。
人と同じことをやっているだけなのに、ひどく疲れやすかったのです。
体力がないからかな?と思って、体力作りに励んだところで変わらず。
クラス替えなどの負担が大きい出来事が起こると、数日寝込むことが続きました。

更に正社員として就職した時も、周りも同じように大変なのに、なぜか私だけ体調を崩しまくり、最終的に自己都合退職を選びました。

「何で私は自分が怒られているわけでもないのに、パニックになるの?」

「どうして人よりも疲れやすいの?どうして人と同じようにできないの?」

そんな疑問を抱え続けてきました。

「人より疲れやすい」「怒る人をかわせない」のは甘えだと言われて、誰にも相談できなかった。

怒る人が怖いから機嫌を取ってしまう、そして疲れてしまう。
いい子を演じてしまって、本音が言えない。
何か刺激があると、ぐったりしてしまう。

これらは単なる甘えなのではないか?と10年以上思っていました。

私が弱いからだめなんだ…私はもっと強くならなければいけないと思っていましたし、周りからもそう言われ続けて、誰にも相談できず、自分を責め続けてきました。

周りから「繊細だね」と言われる度に、「軟弱だね、堪え性がないね」と言われている気持ちがして、とても苦しかったです。

モヤモヤをうまく消化できず、だんだん無気力になり、うつ病にもなりました。

また、社会人になっても、なぜか私だけ体調を崩してしまい、精神的にも不安定になり、「お前は甘えている、もっと体力をつけろ、もっと強くなれ」と言われ続けて、120%の力を発揮し続けた結果、自律神経失調症とパニック障害で強制終了しました。

HSPの私が自分らしく生きるために模索し始めた。

「HSPだって自分らしくいられるはずだ」と思い、色々と模索を始めました。

  • 自分を良く知り、代替えのない存在になること
  • 自分の本音をじっくり汲み取り、できるだけ反映させた生き方をすること
  • 誰かに気を遣うのではなく、自分を居心地のいい環境に置いてあげること

今までできなかったことをチャレンジしました。

自分の本音に従って生きていくと、

  • 仕事では「たとえ給料が少なくとも、拘束時間が選べて休みが多いパート勤務やフリーランスを選ぶ」
  • 恋愛では「彼が機嫌が悪ければ、機嫌を伺うのではなくてそっと距離を置く」
  • 人間関係では「多くの人と付き合うよりも、好きだと思える数少ない人と深くお付き合いする」
  • 休日は「無理に外出するのではなく、家でのんびり過ごす」

など生き方が変わっていきました。

今まではHSPであることを人生の枷に感じていたのですが、「HSPである自分」を中心に世界を構築していくことができるようになりました。

HSPでも生きやすい世界は自分で作れる。

HSPでも生きやすい世界を作ることができた今は、「HSPは生きづらい」だけで止まってしまうのはもったいないと感じるようになりました。

HSPである自分を大切にできる、優しい生き方が必ずあります。

今、生きづらさを感じているのであれば、もっともっと楽になっていいとご自身に許可を出してあげてほしいですし、その世界を作る勇気を持っていただけたらいいな、と思います。

ABOUT ME
小原彩夏
小原彩夏
ライター・セラピスト
1度破局した彼との復縁を叶えるために心の世界に入る。双極性障害・パニック障害などの精神疾患や両親との死別などの経験から、心身ともに充実させながら願いを叶えていく人のサポートをしたいと思うようになり、約7年前にセラピストを志す。自身の復縁経験を活かし、復縁を超えて愛される人を増やすべく活動を続けている。
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