HSP体験談
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【HSP(繊細さん)の生きづらい体験談】私が幸せに生きるために、手に入れたもの、手放したもの。

ayaka
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生まれつき刺激に過度に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)である私。

「HSPの人は生きづらい」と言われていますね。

私も「人生は自分でカスタマイズできる」と知らなかったら、今も生きづらいと感じていたことでしょう。

でも、今はHSPの私にとって適切な環境を手に入れたので、生きづらいと感じることは少なくなりました。

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この記事では、私が幸せに生きやすくなるために「手に入れたもの」と「手放したもの」について書いていこうと思います。

捨てたもの①「人よりも疲れやすい=体力がない、甘え」という考え方

人と同じことをしているのに、自分だけひどく疲れてしまう、という経験を繰り返してきました。

学校の人間関係、授業、行事…
もちろん楽しいことも多かったですが、疲れてしまうことが多く、できるだけ変化しないでほしい、と日々感じていました。

大学での実習期間、過密なスケジュールになった時も、周りの子はしんどいと言いながらも元気なのに、なぜか私はぐったりしていました。

環境が変わると、すぐ逆流性食道炎や胃潰瘍、不眠症などを発症しました。

それは、社会人になってからも変わらず。新卒で入った病院では、週5(時に週6)フルタイムで薬剤師として働くことが相当しんどく感じました。

常に何かに迫られているような感覚。
一緒に働いている人の気に障ることをしないように必死でした。

家に帰ってからも、

「気が利かなくて、先輩を怒らせてしまったのではないか?」
「もっと早く仕事を片付けることができたのではないか?」
「ミスをしてしまって、重大な事故を引き起こしてしまったらどうしよう?」

と自分を責める日々が続きました。

最終的にうつ病、自律神経失調症とパニック障害と診断を受け、新卒で入った職場を退職しました。

半年以上休養を取り、自分と向き合う時間を取り、体調が改善した頃、パートで薬局薬剤師として働き始めました。
正社員、フルタイムにトラウマを持ってしまったので、週3、1日4時間勤務から始めました。

極力連勤を避けてもらって、1日働いたら1日2日休むという形を取ったら、心が疲れることもなく、どんどんと身体も元気になっていきました。

正社員からパート勤務に変えたことで、もちろん年収は下がりましたが、それでもよかったんです。

(それについては後の方で記載があります)

今では薬剤師を卒業し、個人事業主としてコンサルティング・コーチングやwebサイト運営のお仕事をしています。

HSPの人は、そうでない人に比べて、受け取る情報量が多いそうです。

処理しきる前に次の情報が雪崩れ込んできてしまうと、どんどん頭が混乱し、疲れていってしまう…。

フルタイムで働くことをやめることは、私にとって得た情報を処理するために必要だったのだと感じます。

疲れてしまうのは、情報を沢山受け取ってしまって処理しきれないで溜まってしまうから。
ちゃんと処理する手段があれば、楽に生きていけると知ることができました。

私が甘えているからではなかった。
むしろ私は既に頑張っていたんだと気づけたとき、泣けてきました。

捨てたもの②他の人と同じように行動する

正社員で働きたくない、という気持ちが出てきたとき、真っ先に出てきた思考が「周りの子は皆、正社員で頑張れているのに、なぜ私はできないの?」という思考でした。

ですが…
「自分の心地よさ」に徹底的に向き合ったところ、どう頑張っても「正社員に戻る」という選択肢は出てきませんでした。

身体を壊してみて思ったのですが、他人の目よりも、自分の心地よさが何よりも大切であるため、周りの友人と同じようにできない自分を諦めました。

大学を卒業し、正社員で仕事を始め、長く勤め続ける、適齢期には結婚をして、子供を産む。
この生き方が「当たり前」だと思い込んでいたので、それができなかった自分を責めました。
他人と同じように行動できないこと、同じようにすると疲れてしまうことが大きなコンプレックスでした。

でも、それでもいい、私らしく生きていこうと腹を括りました。

私が取り入れたこと
  • 人と会わない、SNSを断つ日を作る
  • フルタイムで働く正社員ではなく、週3回のパート勤務に切り替える
  • 組織所属の働き方から、個人事業主という働き方へシフト

身につけたもの①自分の心地よさに敏感になる

今まで誰かのために向けていたエネルギーをあえて自分に向けてみるようにしました。

「私は今、何を感じているんだろう?」
「どうしてこんなに恐怖があるんだろう?」
「私が一番楽に過ごせるようになるためには何が必要?」

ひたすら自己対話を繰り返しました。

私にとって心地いい世界を創ることに力を入れました。

前の項目でも書きましたが、他人の目よりも自分の心地よさに敏感になるように努力をしました。
ここはついつい他人軸になってしまいがちだったので、意識的に努力を積み重ねました。

今でも、私は妥協せず自分の心地よさを追求し続けて、働き方や生活の質と向き合い続けています。

身につけたもの②人よりも少ない年収で豊かになる方法

「フルタイムで働くのをやめよう」と決めた私の年収は凡そ200万円でした。
いわゆる低所得者層と呼ばれる年収です。
パートで、週3回で働くということは、年収が下がるのは当たり前でした。

でも、お金と自分の体調や心地よさを天秤にかけてみた時、体調や心地よさの優先度が高いのは明確でした。

だからこそ、私は「少ない年収で豊かになる方法」を編み出しました。

  • まずそもそも豊かさとは?
  • 豊かさを感じるためには本当にお金は必要か?
  • お金を使わずして豊かさを感じる方法があるはずだ!

「お金を使わないと豊かさを感じられない」

これがそもそも大きな思い込みでした。

私の場合、豊かさを感じるために必要なのは「時間と心のゆとり」でした。
年収を増やすために働くことで、逆に豊かさを感じられなくなるタイプだったのです。

そこに気づいてからは、「ゆとり」をテーマに私の生活を組み立てていきました。
今、私はとても豊かな気持ちで生活をしています♡

HSPの私が心地よく生活できるようになったのは欲張ったから。自分に甘くなったから。

「1度きりの人生、心地よく生きたい」

私は少しずつですが、自分の心と身体を守り、豊かに生活できるコツを生み出し続けました。

自分に厳しくなりがちなHSPの人ほど、ちょっとくらい自分に甘々になっても良いんです。
もっと自分に都合よく人生を考えて良いんです。

HSPは生きづらいと決めつけるのではなく、HSPの気質を生かして幸せな人生を送ることができる人が増えることを意図しています。

ABOUT ME
小原彩夏
小原彩夏
ライター・セラピスト
1度破局した彼との復縁を叶えるために心の世界に入る。双極性障害・パニック障害などの精神疾患や両親との死別などの経験から、心身ともに充実させながら願いを叶えていく人のサポートをしたいと思うようになり、約7年前にセラピストを志す。自身の復縁経験を活かし、復縁を超えて愛される人を増やすべく活動を続けている。
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