付き合っていた過去に戻りたいと願うならば。
復縁を望んでいたとき、
「付き合っていた頃の楽しかった日々に戻りたい」
「優しかった彼に戻ってほしい」
という思いをなかなか拭えずにいました。
どんなに彼が未来格好良くなると言われても、
今の彼を見てたらそんなの無理そうだし…
私が好きなのは、過去の”私を好きだった”彼なの。
明るい未来なんていらない。
過去の彼を返してよ!
なんて思っていた頃は、現実がピクとも動かなかったんですよね。
今なら理由がわかります。
だって、彼からしたら、気持ちのいいものではないですから。
「可愛かったあの頃のあなたでいてくれたらよかったのに」と親から言われたら
例を挙げてみましょう。
ご両親から「小さかった頃のあなたは可愛かったのよ。何でこんなに生意気になっちゃったの。あの頃のあなたでいてくれたらよかったのに」と言われたとしたら…
あなたはどう思うでしょうか?
素直に「いいよ」と言えますか?「そうだよね、小さかった頃の方が可愛かったよね」と気持ちよく肯定できますか?
私なら…「今の私を大切にしてくれないの…?涙」と泣いたでしょう。
冗談だと思いますが「あの頃の彩夏は可愛かったのよ」と母から言われたとき、むすっと不機嫌になったことを覚えています。「今は可愛くないんかい」って拗ねました。
それと同じようなことを彼にもやっていたのかと思うと…
不快な思いをさせてごめんねと思います。
「人の気持ちは変えられる」という概念を使うと、彼の気持ちもするする変わります。
ですが、「過去のあなたと同じように私を愛して」という願いだときれいに弾かれます。
「後ろに置いてきた過去が良かったから戻って」と言われて、快くダッシュする人はいるでしょうか?
今を必死に生きているのに。
それでも幸せだった過去が忘れられないときは
とはいえ、楽しくて幸せだった過去に戻りたくなる気持ちが消えなかったのも事実で…
彼を過去に縛り付けているのが不自然だとわかりながらも、やっぱり「あの頃がよかった」と思うことはたくさんありました。
というか…
過去が忘れられないから、復縁したいと思ってるんだわ!!!
って叫んでいたんです。
そんなときに編み出したのが、
幸せだった過去にいた彼をそのままオーダーするのではなくて、「一緒にいたとき、どうして幸せだと思っていたのか?」を見つけてオーダーに変換する方法
でした。
彼と一緒にいたときに、どんなタイミングで幸せを感じていたのか?
当時あったことで、今ないものは何?
これらを考え始めると、それにふさわしい彼が登場するようになりました。
本当の望みは、
過去のあなたに戻って。
ではなくて、
未来のあなたと、過去以上に幸せを感じていたい。
だと思うから。
望みを取り違えないで、彼を過去に縛り付けるのではなく、未来に導いてください。