Ayaka の独り言
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自分に好きなだけ望ませてあげる。

ayaka
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ここから書くことは人によってはきつい内容だと思います。
(私も休み休み書いている)

それでも何か掴んでもらえるように、一生懸命綴ります。

十分に愛されてきた、だなんて言い聞かせてきただけ。

色々なところでお話しているのですが、私の両親は早くに他界しています。
「一緒に過ごした時間は短いけれど、十分に愛されてきたし、2人とも大好きだし、徐々に辛かった経験も昇華できるようになってきたし…」と思ってきました。

なんですが。

あるとき、私の心は「もっと愛されたかった、愛情が欲しかった」と呟いたのです。
少しずつ向き合っていくと、「十分に愛してもらってきたよ」と自分の想いに蓋をしてきたことに気づきました。

両親を好きなあまり、押し殺さざるを得なかった。
かれた環境・状況で諦めざるを得なかった。

ということに気づいたのです。

一生懸命諦めようと蓋をした過去が噴出した。

「もっと愛情が欲しかった」という想いをキャッチした後、いくつか辛かった記憶が出てきました。

3歳頃でしょうか。
私は母に抱っこをねだったことがありました。
ですが、私の母は悪性関節リウマチという難病を持っており、3歳の私を抱っこする筋力はもうなかったのです。

「できなくてごめんね」

悲しそうに言った母の表情を見て、「あ、お母さんに抱っこをねだっちゃだめなんだ」と思ってしまったのです。

幼い私にとってはその出来事が衝撃的だったのでしょう。

そこから1度も母に抱っこしてもらった経験はありませんし、ねだったことすらもありませんでした。

病気だったから仕方ない。
私のことをちゃんと見ていてくれたんだから十分。

だなんて、嘘でした。

本当は母の胸に飛び込んで、笑いたかった。
母親に抱っこされている周りの子が本当はすごく羨ましかった。

でも、それを望んだら、また母に悲しい顔をさせてしまうから、できなかった。

いい子でいたら、悲しい顔をさせないで済むから。私が我慢すればそれでいい。そんな風に顔色をうかがうような生き方を始めたのは、小学生になる前でした。

そして、もう1つ。

どれよりも大きい出来事。それは、父の他界でした。

父との別れが怖すぎて毎日泣いていたのに、余命を宣告されていなかった父の前では笑顔でいるように強く言われて、涙を殺していたこと。
「奇跡が起こって父は回復する」と願い続けたかったのに、「今、お礼を言わないと絶対に後悔する」と言われ、父の死期が近いと直面させられたこと。
お礼を言った次の日、急に父の容態が悪化し、他界したことで、「私が父を天国に行かせた、私が意図を切ったからいけなかったんだ」と自責の念に駆られていたこと。
それを知ってほしかったけれど、不謹慎だと思われそうで、言い出せずに飲み込んだこと。

そして、本当はもっともっとたくさん一緒の時間を過ごしたかったのに、もう2度と叶わなくなったこと。
もっと父からの愛情を受け取りたかったのに、できなくなってしまったこと。

たくさんの「~したかったけど、諦めたこと・できなかったこと」が溢れました。

本当は感じたかったのに押し殺してきた感情が噴出した。

上記の想いが溢れた時に、両親や置かれた環境への強い怒りに近い感情が浮かびました。

両親が他界し1人になってから、両親に対して怒りを感じることはあまりなかったのですが。このタイミングで噴出してきて、自分でもびっくりしました。

何で私を置いていったの。
本当は1人にしないでほしかった。もっと一緒にいてほしかったのに。
十分愛してもらえたなんて、嘘。足りなかった。もっと欲しかった。

昇華しきってみて感じたのが、「自分に怒りを感じさせてあげることすらも諦めていたのか」という驚きでした。

両親に対する怒り、置かれた環境に対する怒りを持ったところで、しょうがいない。
だって、もう2人はいないもの。環境だって変わらないもの。
怒ったって無駄でしょう。何も変わらないでしょう。

無駄だったとしても、何も変わらないとしても、怒りたいなら怒ってよかったはずなのに。

「怒りを感じたい」を押し殺してきたことは、誰のせいでもない、まぎれもない私の選択でした。

「感じたところで無駄」だなんてただの思考の声で、「怒りを感じたい」と願う心は悲鳴を上げ続けるだけなのに。

「無駄だろう」「意味なんてないだろう」「どうせ叶わないだろう」と切り捨てるのではなくて、好きなだけ望ませてあげて。

本当に欲しいものがいまいち掴み切れないと悩んでいる方をじっと観察していると、心にふわっと願いが浮かんだ時に思考が切り捨てているように見えてきます。

怒りを感じたって生産性がないよ。
いい年して〇〇を欲しがってダサいよ。
△△を手に入れたところで、今後の人生に何かプラスになるの?

感情が浮上したのであれば、感じたいだけ感じさせてあげて。
何かを欲しがったのであれば、好きなだけ欲しがらせてあげて。

現実的かどうか。
意味があるかないか。
周りからどう思われるか。

そんなものはどうでもいい。

心の思うままに望ませてあげてほしいです。
それが本当に欲しいものを掴むきっかけになると思うし、そうなった時に夢に見たような現実を手に入れられるようになるから。

とりあえず、やりきろう、感じ切ろう。無駄だろうが、生産性がなかろうが、やりたいなら、感じたいなら、何でも。

ABOUT ME
小原彩夏
小原彩夏
セラピスト
1度破局した彼との復縁を叶えるために心の世界に入る。双極性障害・パニック障害などの精神疾患や両親との死別などの経験から、心身ともに充実させながら願いを叶えていく人のサポートをしたいと思うようになり、約7年前にセラピストを志す。自身の復縁経験を活かし、復縁を超えて愛される人を増やすべく活動を続けている。
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